知ると面白い!知られざるお宝「龍涎香」とフランス人の国民性

知ると面白い!知られざるお宝「龍涎香」とフランス人の国民性

浜辺を歩いていると岩石みたいな物が打ち上げられている事が有ります。20cmから30cm位で持ってみると意外に軽い。見た目は岩みたいだけど、持った感触は岩とは何となく違う。もし、そんな物を見つけたら、それは超希少品、龍涎香かもしれません。

龍涎香は香水の原料となる物ですが、香水の原料には合成香料と天然香料が有り龍涎香は天然香料に分類され、しかも最高級の香水原料となる物なのです。

そもそも龍涎香とは何か

龍涎香はマッコウクジラの腸内結石です。マッコウクジラはダイオウイカというイカを

主食としているのですが、イカの口ばしはキチン質という物で出来ておりクジラには消化できないのです。ですので、イカの口ばしは消化されないままマッコウクジラの腸に送り込まれます。しかし、口ばしというのは尖っているので腸壁を傷つけてしまいす。

するとクジラの生体反応として異物を覆う粘液のような物が傷口から分泌され、イカの

口ばしを覆って傷つけないようにするのです。そして、それが固まると結石という形で残るのです。しかし、いかにダイオウイカという大きなイカでも口ばしは一つです。

ですので、ダイオウイカを一匹、食べた位では、この結石はさほど大きくならず、腸壁にくっついたままの状態です。その後、ダイオウイカを食べる度に、結石は少しずつ大きくなり最後には腸壁から剥がれ落ち、排泄されます。これが龍涎香の生成過程です。

排泄される頻度はどれ位か

この点については正確には分かっていません。そもそもダイオウイカ自体が決して多くいる生物ではなくマッコウクジラがダイオウイカを食べられる頻度が不明だからです。ちなみにマッコウクジラはダイオウイカを丸飲みにするのですが、ダイオウイカだって飲まれたくは無いので必死に抵抗します。ですので、マッコウクジラの皮膚にはダイオウイカの

吸盤跡が沢山付いています。イカ、タコなどの軟体動物は非常に栄養価が高いので、たまに食べられれば十分らしく、多分一ヶ月に一匹食べられたら、それで十分、という位の頻度ではないかとも考えられています。

一体、何匹食べれば腸内結石が十分に大きくなるのかは、分かりません。

ただ、実際に発見される龍涎香は数年に一回、有るか無いかという所なので「極くたまに」位としか言えないのです。

排泄された後はどうなるのか

排泄された結石は比重が軽いので海の上をぷかぷかと浮いたまま漂流します。

この間に太陽光を浴び紫外線が当たると、段々と結石は熟成され龍涎香となるのです。

ですので、龍涎香が発見されるのは海上を漂っている場合か、打ち上げられた海岸で偶然、誰かが見つけた場合しか無いのです。そもそも発生数が少ないうえに偶然でしか発見されないので龍涎香は滅多に見つからないのです。

いくら位で売れるのか

本物の龍涎香であれば最低でも1gで10米ドル、つまり日本円で1000円位です。

大抵、一個で5kg位は有りますので一個見つけたら日本円で約500万円位で売れる事になります。まさに札束が落ちているような物ですが、ただの軽石である場合もあるので専門の鑑定士がいます。鑑定士はネットで検索すれば、すぐに分かりますし本物となれば買い取ってもくれます。商業捕鯨が盛んに行われていた時代にはマッコウクジラを捕まえると腸内から結石が採取され、それが香水会社に提供されていました。ですので、当時は安定供給が期待できたのです。しかし世界的に商業捕鯨が禁止された結果、供給は途絶え香水会社は

原料確保が出来なくなってしまったのです。そうなると偶然に発見された物に期待するしかありません。ですので、現在では偶然、発見された龍涎香は超高値で取引されるようになったのです。

日本でも見つかる可能性はあるのか

マッコウクジラは北極から南極まで広い範囲に分布、生息しており、かつ固体数も安定しており深海を回遊しているので、日本の海岸でも見つかる可能性は十分にあります。

実は現在の沖縄県が、まだ琉球国だった時代、琉球国は重要な財源として龍涎香の発見に力を尽くしていたという歴史があるのです。その頃は商業捕鯨は、まだ始まっておらず現在と同じで偶然に発見された物だけしか供給が無く、やはり相当に高価だったそうです。

そして琉球国は龍涎香の一大産地として有名だったとの事です。また和歌山県で見つかったという記録もあります。つまり日本は「可能性がある」どころか「世界でも有数の龍涎香が見つかる場所」なのです。世界的には英国で見つかる例が非常に多いのですが、これはやはり日本と同じ島国である事が大きな要因のようです。では、なぜ現在の日本で龍涎香が見つかったという話が聞かれないのか、というと一番大きな原因は「誰も知らないから」

というのが原因らしいです。つまり浜辺に龍涎香が打ち上げられていても、そんな物がある事自体を知らないので、分からない訳です。だから「見つからない」のです。案外に有る所には大量に打ち上げられているのかもしれませんし、その可能性は十分にあります。

どうやって見分ければいいのか

これが結構、難しいので、最終的な判定は鑑定士に頼むしかありません。ですが可能性の

有る物には、いくつかの特徴があります。まず「見かけより軽い事」です。よく軽石のような感じと表現されます。重さは色々で100g前後から最大で450kgという記録も有るそうですが平均的には4kgから5kg位の物が一番多いようです。ですが1kg未満の物も多いそうなので、大きさで判断は出来ないと考えた方が良さそうです。

そして次は色です。結石として排出された段階では黒いのですが、太陽の紫外線で熟成が始まり、熟成が進みつつある段階では「やや黄色がかった白」で、完熟すると白になります。

従って、黒、黄色がかった白、白、或いはこれらの色が混合していれば可能性が高い訳です。

しかし、何しろ長い期間、漂流していた物なので色々な物が付着し酸化した結果、茶色、

緑色といった物も稀に有り、色だけで特定するのは難しいです。

結局、決め手は「香り」です。熟成した白い龍涎香の香りは物凄いそうです。他の香水原料でもそうですが、それは決して良い香りでは無く「非常にきつい香り」なのだそうです。

逆にまだ、未熟な黒い物は、あまり香りがしないとの事。売値は、この熟成度合いによって大きく変わり、熟成が進んだ白い物は特別に高く5kgで500万どころか1000万を越える事も珍しくないそうです。

簡易な判定法として針金を熱して押し付けて見る、という方法が有ります。もし龍涎香なら押しつけた部分が溶けて、独特の香りがするそうです。普通の軽石や岩は熱した針金を押し付けても溶けたりはしませんので、とりあえずこの方法を試すのが一番良いでしょう。

もし見つけたら、すべき事

もし浜辺で、それらしき物を見つけた場合ですが、いくら浜辺に打ち上げられた物といっても勝手に私物化する事はできません。正式に自分の所有物として認めてもらうためには、

警察に拾得物として届ければOKです。拾得物は所有者が現れなければ三ヶ月後には拾った人の物になります。まさかマッコウクジラが所有権者として名乗り出る事も無いでしょうから、100%拾得者に所有権が認められます。そうなれば処分も可能になる訳です。

もし、この手続きをしないと場合によっては窃盗罪に問われる恐れもありますので、ご注意下さい。

龍涎香とフランス人の国民性の関係

しかし、たかがマッコウクジラの結石になんで、こんな高値が付くのか、というと、それはフランスの国民性に関係があります。フランスでは風呂に入ると梅毒になりやすいと信じられており、入浴は一般的な事ではありませんでした。また水道の普及が遅れた事にも原因が有り、水道が通るまでは入浴は大量のミネラルウォーターを温めてバスタブに入れ(よくアンティーク家具にある足付きのバスタブ)更に中にスポンジを敷き詰めてから入る、という方法が一般的で非常に面倒な物だったのです。ですので「香水を吹くだけですます」という人がほとんどで、結果的に「入浴なんて面倒臭い」という人が凄く多いのです。

その極めつけは太陽王と呼ばれるルイ14世、彼は生涯で2回しか入浴せず(産湯と洗礼の時だけ)えらく臭く、馬車で一緒に乗っていると「耐え難い刺激臭」がしたそうで一緒に乗っていた愛人の女性がルイ14世に香水をかけまくったところ、ルイ14世が怒って「やめろ!」というと「殿下は臭すぎますの!」という大喧嘩がしょっちゅう行われていたとの事。コーカソイド系民族である欧米人は体臭が強く、特にワキガが強く臭います。

それを誤魔化すために香水が発達したのです。つまり風呂に入るのが面倒くさいので代わりに香水が発達し、より良い物をと追及していった結果、希少な龍涎香が必要となり高額で取引されるようになった、という訳です。この国民性は水道が通った今でも変わっておらずフランス人の入浴嫌いは相変わらずで「香水を吹いてすます」という人が凄く多いのです。

ですので、今も香水の需要は絶えず龍涎香が必要、という訳です。これは他のヨーロッパ諸国でも似たような物だったのですが、他の国々では段々と体臭を押さえる為に香水も使うけれど、ちゃんと入浴もする、という風潮になってきています。

モンゴロイド系民族であるアジア人は体臭が薄いので無香が好まれ、その結果アジア圏では香水は必要性が無く発達もしませんでした。ですので、日本人がフランス製の香水を使うのは無香を好む日本人には「臭い」と思われてしまい逆効果になりかねませんのでご注意を。

香水は決して、お洒落の為に作られた物では無く「入浴嫌いで体臭の強い」フランス人が自分の体臭を誤魔化すために作られた物なのです。

最後に

日本では知る人の少ない宝物である龍涎香は、知る人にとっては一攫千金のチャンスかもしれません。しかし、お気をつけ下さい。もし見つけて高値で売れた場合、日本では雑所得として税務署に申告しなければなりません。これをしないと、後で税務署に気づかれた場合、追徴課税と言って、物凄く高い税金を課せられる可能性があります。買い取った側は当然、仕入費用として計上している訳ですから、そこから誰にお金が支払われたのかは、すぐに判明してしまうので黙っていれば分からないだろうと考えるのは禁物です。

要はちゃんとした手続きを経れば問題ない訳です。仮に1000万円で売れたとすると所得税と社会保険料で6割位は持っていかれてしまうでしょう。それでも400万円残ります。

もし「お宝の山」を発見した場合、億という単位までいくかも知れません。そうなったら8割は持っていかれる事を覚悟して下さい。何だか最後に夢の無いお話をするようで恐縮ですが、それが現実なのですから、仕方がありません。文句は日本政府に言って下さい。

でも8割持っていかれても、2千万円も残るのです。他に簡単に2000万円も手に入る話なんて、そうそう有る物ではありません。特に沖縄に行かれた場合、この事を知っているのと知らないのでは大違いです。沖縄に行かれる際には針金とライターをお忘れなきよう。

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