SPACE-Xとボーイングの思惑 祇園精舎の鐘の音

SPACE-Xとボーイングの思惑 祇園精舎の鐘の音

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2021/4/23にアメリカのフロリダ州、ケネディ宇宙センターから有人ロケットが打ち上げられました。今回の打ち上げは運用中のISS(international space ship)への物資補給と人員交代のためですが、スペースシャトルの運用を終えたNASAが久しぶりに打ち上げたものです。そして今回のロケットは「クルードラゴン」と呼ばれるSPACE-Xという民間会社の開発した宇宙ロケットです。NASAはSPACE-X社とボーイング社に業務委託する形で宇宙開発を続ける、と表明しています。ボーイング社は航空機で有名な会社ですので知らない方はいないと思いますがSPACE-X社というのは初耳という方が多いのではないかと思います。この会社はアメリカの航空宇宙メーカーで2006年にNASAと契約を結び、これまでにもISSへの物資補給などを手掛けてきた「唯一の商業宇宙軌道輸送サービス会社」です。NASAがスペースシャトルの運用を止めたのは、あまりにも巨額すぎる費用のためでしたが、SPACE-X社はコスト削減に成功し、低予算でロケット打ち上げに成功していたのです。今回は日本人である星出彰彦さんが宇宙飛行士として搭乗していために日本でもニュースになりましたが,,SPACE-X社は既に2020年5月にもISSの交代要員を乗せた有人宇宙船の打ち上げに成功しています。

さてアメリカと言えば偵察衛星などの軍事目的の人工衛星を運用していることでも知られています。アメリカ国家偵察局、通称NROが偵察衛星の運用を管理していますがNROは長らく存在そのものが極秘扱いとされてきた組織で現在でも、その全容は公開されていません。そして、こうした軍事衛星の開発、打ち上げについてはユナイテッド・ローンチ・アライアンス社という会社が一手に引き受けていたのです。そしてSPACE-X社はユナイテッド・ローンチ・アライアンス社の独占市場だった軍事衛星の分野にも進出しており、いずれ同社もSPACE-X社に吸収されてしまうのではないかと言われています。NROが運用している軍事人工衛星は偵察衛星だけが公開されていますが、実際には核弾頭搭載のICBMを迎撃するための迎撃ミサイルを搭載した衛星や、いざという場合に備え宇宙から核ミサイルを発射できる衛星なども運用しているのではないか、との噂が絶えません。アメリカは既に原子力潜水艦やイージス艦に核ミサイルを装備していることを公表しており、宇宙空間に核ミサイルを配備するのも当然、あり得ることですし、逆にしていない方がおかしい位です。そしてSPACE-X社は、それらも含めたアメリカの宇宙関係技術を一手に握ることになりそうなのです。そしてNASAは先日、火星に送り込んだ無人ヘリコプターが飛行に成功した事を発表し映像も公開されました。火星には以前からマーズ・エクスプローラーという無人探査プロジェクトが行われているのは知られている事実ですが、また一歩、前に進んだのです。そしてSPACE-X社も以前から火星有人探査及び人類の火星移住を目標に見据えていることを公表しています。なぜ、アメリカはここまで火星にこだわるのでしょうか? 一体、火星に何があるというのでしょうか?

COP24という国際会議をご存じでしょうか? COP24はCo2による地球温暖化を止めるために世界各国が集まり対策を協議する場です。しかしアメリカは2017年6月に離脱しており「世界で唯一COP24に参加していない国」となっています。

トランプ大統領の時代ですので「あの人ならやりかねない」というイメージがあるかも知れませんが、案外に「別の思惑」があるのでは? と一部では憶測が流れています。

菅首相が先日、2050年にはCo2の排出を実質、0にすると国際公約し注目を浴びましたが、この時期、世界各国で日本と同様に従来より急激なco2削減目標を発表しています。

「何かあったのでは?」と思うくらい同じタイミングなのです。

日本の北極観測船 みらいは2020年に恒例となっている北極観測に出かけました。北極観測船というと「氷を砕きながら進む砕氷船」を思い浮かべますが、みらいにはそんな設備は付いていません、今や、北極観測船には砕氷設備は必要ないのです。なぜなら北極には、もう氷床があまり残されていないからです。北極は南極と違い大陸の上に氷床がある訳ではなく、海の中に氷床が浮かんでいる形になっています。コップの中に水を一杯入れて氷を入れた場合、氷が溶けてもコップから水は溢れません。それと同じ原理で北極の氷が溶けても海水面は上昇しないのです。現在、北極海の水温は以前より2度上昇しており、既に大部分の氷床が溶けてしまっているのです。これは北極海だけでなく全世界の海で起きている現象です。そして アメリカ地質調査所は海底にあるメタンハイドレードが海水温の変化で気化しており大気中に放出されつつあることを報告しています。メタンガスはCo2の20倍もの温室効果を持つガスで、いくらCo2を削減してもメタンガスが大気に大量放出されたら地球の大気環境は激変してしまいます。

地球ではペルム紀末(約2億5100万年前)に「最大の生物大量絶滅」が起きました。その原因は、それまでの高濃度酸素、低二酸化炭素状態が木材腐朽菌の登場により大気が少しづつ低酸素状態になっていき、そこへ巨大火山の大噴火が起き、大気中のCo2が劇的に増加した結果、地球温暖化が急速に進み海底のメタンハイドレードまで気化してしまい、さらに温暖化を促進したことと、メタンガスが酸素と結合し、さらに低酸素状態を招いた為と考えられています。現代人類は「窒素78.1%、酸素20.9%、アルゴン0.93%、二酸化炭素0.04%、水蒸気0.0~3.0%」という大気組成に適応して生きています。しかし、その大気環境が変化を起こし、ある一定のしきい値を超えると大量絶滅が起きるのです。1991年6月に大噴火を起こしたフィリピンのピナツボ火山の火山灰は地球全体を覆い、1991年の世界気温を平均で2度、下げてしまいました。そしてアメリカにはピナツボ火山の100倍の規模を持つ巨大火山であるイエローストーンがあるのです。

イエローストーンの巨大火山は、およそ60万年ごとに巨大噴火を繰り返しており、実は既に前回の大噴火から60万年が過ぎているのです。つまり「いつ巨大噴火が起きてもおかしくない状態」にあるのです。もしイエローストーンが巨大噴火を起こしたら、3-4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から半径1000キロメートル以内に住む90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は最大10度下がり、その寒冷気候は6年から10年間続くとされています。つまり今、地球はメタンガスによる急速な温暖化とイエローストーン大噴火による急激な寒冷化という2つの危険を抱えているのです。どちらが先に起こっても地球大気環境は激変してしまい人類は絶滅の危機にさらされることになります。そして、その両方とも、じわじわと確実に進行しているのです、SPACE-X社が火星有人探査及び人類の火星移住を目標に見据えていることは、こういった地球大気環境の急激な変化が起きた際、人類の退避場所として火星を考えているためかもしれません。そしてNASAが火星探査を急速に進めているのは、こういった事情が背景にあるのかもしれません。つまりアメリカはCo2よりも更に深刻な問題に気づいており、その対策を急いでいるのではないかと思われるのです。

これまでの地球の歴史の中でも「とても生物が住める状態ではない期間」は案外に沢山、発生しており、そのたびに生物の大絶滅が起きているのです。そういった壊滅的な変動が起きた場合、人類は地球から避難するしか助かる手立てはありません。

さて冒頭にちょっとだけ登場したボーイング社は何をしているのでしょうか? 現在のISSは2024年まで運用されプロジェクトは終了することになっています。そしてISSの次は、いよいよ本格的な定住も可能な巨大宇宙ステーションが作られるのではないかと考えられています。そして、その宇宙ステーションに行くには、これまでのようにロケットを使って行くのではなく「軌道エレベーター」という物が使われるであろうと予測されています。地上と宇宙ステーションをエレベーターでつなぐという構想は以前からあったのですが、あまりにも長大なケーブルが必要で従来の素材では自重で切れてしまい実現できなかったのです。しかし現在ではナノカーボンと呼ばれる素材があります。ナノカーボンは鋼鉄の6倍の強度を持ち、重さは1/6なので軌道エレベーターのケーブルとして使えるのでNASA、EU宇宙連合、JAXAが本格的に実用化を目指している物です。軌道エレベーターは地上から宇宙空間まで上がって行くので急激な温度変化や気圧変化が起こります。また上空にいけばいくほど風や気流の影響もうけます。つまり軌道エレベーターの実用化には航空機メーカーのノウハウが絶対に必要となるのです。エレベーターと言っても搭乗できる人数は大量で500人から1000人位は大丈夫ではないか、と言われています。ボーイング社がNASAから請け負っている物は、この軌道エレベータではないか、と推測されています。巨大な宇宙ステーションは地球に住めない状態になった場合、最も手近な避難場所となります。ですが宇宙ステーションでは収容人数に限界があり、沢山の人を収容することはできません。ですので、一旦、宇宙ステーションに避難させてから火星に送り出す、という方式が取られることになるでしょう。そのまま宇宙ステーションに残る事が許されるのは限られた人々だけになると考えられます。

つまり重要人物の避難先として宇宙ステーション、一般庶民の避難場所として火星が考えられているのではないか、と思われるのです。火星はいわゆる生物が生存できるハビタブルゾーンに入る惑星です。

しかし火星に住むにはまだまだ解決しなければならない問題が沢山あります。また絶対に解決できない問題もあります。それは重力の問題です。

宇宙ステーションは回転する事により遠心力で重力を発生させることが出来るので、地球重力と同じ重力を意図的に発生させることが出来ます。しかし火星に定住した場合、火星の重力は地球の1/3ですので長期間、住んでいたら体が1/3の重力に適応してしまいます。

もし火星に適応した体で地球に戻ってきた場合、火星重力に慣れた心臓は地球重力では血液を押し出すことができず、死んでしまうでしょう。つまり。一旦、火星に定住したら「もう地球には戻れない」のです。地球に大変動が起きた場合、それが収まり、再び人類が居住可能になるまでには長い年月がかかると考えられます。水や食料はいわゆる閉鎖系食物連鎖システムがあれば大丈夫です。また酸素も十分な量の植物があれば光合成で補給することが出来ます。宇宙ステーションの電力は太陽光発電で賄えますし、火星は地表に重水素、ヘリウム3などの核融合を起こしやすい原料が無尽蔵にあるので核融合発電で得る事ができるでしょう。また火星には「どこかに水がある」と推察されています。

つまり宇宙ステーション、火星移住ともに長期的な滞在が可能であると考えられるのです。

しかし宇宙ステーションに滞在していた人達は地球帰還が可能ですが火星に移住した人は、もう地球に戻る事はできません。もし、これが現実となった場合、人類は「選ばれた人達の子孫」である地球組と「一般庶民の子孫」である火星組に別れることになるでしょう。

ただ、いずれにしろ、こういった事態に陥った場合、避難できるのは「あらかじめ準備していた国の人だけ」となるのは、ほぼ確実です。いざ、それが発生したら避難できる時間は限られているからです。「30年後の2050年にはCo2の排出を実質0にする」等と言っている人を最高権力者としている国の一般庶民が避難対象に入れられるとは、とても思えません。

しかし、この避難生活は想像を絶する過酷な物となるでしょう。ならば、いっそのこと早い所、死んでしまった方が楽なのかもしれません。そう考えれば、むしろ諦めも付けやすいというものです。日本の平家物語にある「祇園精舎の鐘の音、所行無常の響き有り」という言葉は日本文化のたどり着いた究極の境地でもあります。

この辺りが米国よりも精神的に優れている日本人の長所であり、地球大変動が起きた際には「諦める」のが最良の選択かもしれないのです。いずれにしろ、現在の平和な日本の生活は、いつか終わりを迎えます。そして、その時には、なるようにしかならないのです。

ただ願わくば、私の生きているうちには起こりませんようにと身勝手な願いをしましょう。それが現代という時代に生まれた私達に許された「唯一の特権」なのですから。

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